吟遊詩人が伊勢海老キャラクターを詠った話

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吟遊詩人

吟遊詩人という言葉を聞くと、街から街へと渡り歩き、
酒場や宴の席で余興のために歌う者のことを連想するだろう。

いや、まぁそのまんまだ。詩人だよ。
この詩人についてなんだが、
先日、ちょっとイイ料亭付きの宿に泊まりに行ったんだ。

夜の晩餐は広間でみんなで食べる形式のやつでさ、
そしたらなんか、「私は吟遊詩人です」みたいなのがいて詩を読み出したんだよ。

お題はその日のメニューの伊勢海老。
これがなんか、やたらイイ話だったんだな。

読まれた詩とは

で、その詩人が読んだ詩なんだけど、伊勢海老が海で網に引っかかって、
刺身として食卓に上がるまでの心境を赤裸々に詠ったものだった。
いやー泣けたよ。最後一人でスタンディングオベーションしちゃったもんなぁ俺。

しかし不思議なのはみんな伊勢海老食べずに残してたなぁ。
なんであんなうまい伊勢海老食べなかったんだろ？