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2014.03.21(Fri)動物

ハクトウワシのキャラクターが優しさにふれた日

ハクトウワシのキャラクターが優しさにふれた日

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ダセーよ!


「お前なんだその帽子」
オオカミは言った。
「流行らねーって」
イノシシは言った。
「家系の恥さらしめ!」
父親は言った。

それでもこのハクトウワシは帽子を取らなかった。

嘘と優しさ


その日、突然のスコールが山を襲った。
雨宿りをしようとハクトウワシは大木の下に潜り込んだ。そこには同じく雨宿りをしている小熊の先客がいた。
「ハクトウワシさんこんにちは。すごい雨だね」
「あぁこんにちは。すぐやむさ。親御さんはいないのかい?」
「僕一人で遊んでたから。ところでハクトウワシさんはなんで帽子取らないの?」
「君も私のこの帽子、変だと思うかい?」
「僕は可愛いと思うよ。でもみんな馬鹿にしてるからハクトウワシさんは嫌じゃないのかなって…」
「これはね、私の恩人の物なんだ。その人から預かっててね。無くしてしまわないようにかぶってるんだ」

ハクトウワシが過去の話をしているうちにいつのまにかスコールはおさまっていた。

「そうだったんだ。優しいね。ハクトウワシさん」

いやぁたいしたことは、とハクトウワシが口にした瞬間、突風が吹いた。
その風のせいでハクトウワシの帽子はポトリと落ちた。


帽子の下はハゲていた。


慌てて帽子をかぶり直すハクトウワシ…ではなくハゲワシ。
チラリと小熊を見ると、一瞬ドン引いた顔が見えたがすぐにニッコリ笑ってこう言った。

「雨もやんだし…そろそろ行くね、ワシさん」

呼び方がハクトウワシではなくなっていたが、子どもって優しいなと切に感じたハゲワシでしたとさ。






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