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2014.03.20(Thu) ゆるキャラ
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1995年7月。アメリカ・ニューメキシコ州の農家町。この町で最近、まことしやかに流れている妙な噂があった。
顔は人間、体は4足歩行の爬虫類のような生き物が夜な夜な徘徊している…と。
時は遡り1982年。この農家町に一人の天才少年がいた。少年の名はジミー。中等教育に上がる時点で彼は高等教育の過程を修了していた。秀逸な知能と気さくな性格から、彼はこの町の誰からも愛されていた。
彼には夢があった。
幼い頃から星が好きで、宇宙に行って星を間近で見る事。
中等教育が修了した彼は飛び級を重ね博士号を取得し、歴代最年少のNASA所属員となった。
そして1994年7月。ついに彼の夢が叶う日が訪れる。彼は宇宙飛行士として最初の任務を与えられた。
任務は、地球に酷似した惑星が見つかったためその星に着陸し地表調査を行え、というものだった。
シャトルの打ち上げ時にはジミーの両親を含め、農家町の住人たちが見送りに来た。
一人一人に挨拶をし、シャトルに乗り込むと無事打ち上げられ大気圏を抜けた。
任務は順調だった。目的地へ着くまでは…。
シャトル打ち上げから1ヶ月後。NASAはジミーたちとの通信が完全に途絶えた事をメディアに報道した。
悲劇から1年が過ぎた農家町。町の悲しみも少しづつ薄れ、妙な噂が流れつつも元の生活を取り戻そうとしていたある夏の夜。
仕事から帰路につく男の前を何かが走り去った。人面に4足歩行の不気味な姿に、男は噂の生き物だとすぐに気付いた。
護身用に携えていた銃を2、3発ほど生き物に発砲。そのうち一発は確実に命中したが、急所を外したのか血痕だけを残し生き物は草むらに消えていた。
今日でシャトル打ち上げからちょうど1年。ジミーの家では両親がキリストに祈りを捧げていた。二人は信じていた。ジミーが戻ってくることを。
その時、庭の犬がけたたましく吠えだした。何事かと猟銃をかまえた二人が庭を見ると、あの生き物がいた。
二人は悲鳴をあげながら何発もその生き物へ発砲した。血まみれになったそれにゆっくりと近づいた二人は言葉を失った。
その生き物の顔は間違いなくジミーだった。
ジミーは消え入りそうな声でこう言った。
「ただいま。父さん母さん」
ジミーの遺体はNASAに回収された。NASAはこの事件をメディアに報道する事はなかった。それに併せてジミーの両親に今回の件についての口外を固く禁じた。
事件から数週間後、地元テレビ局が流したローカルオカルト番組にてあるニュースが取り上げられた。
ニュースの概要はこうだ。
「先日ニューメキシコ州のロズウェルでまたUFOの不時着があったそうですよ。なんでも1年前に消息不明になったあのシャトルにそっくりだったらしいです。もちろんすぐさまNASAの連中が回収したみたいですけどね。いやー1年前のあれは不幸な事故でしたけど宇宙人が彼らのシャトルを占拠してそれに乗って地球に来たっていうならなんだかロマンがあるじゃないですか〜ハッハッハ」
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